先日、今年のテディベアコンベンションが、たぶん?無事に終了しました。
(その後、誰も感染していないことを祈っています。)
ご来場いただいたみなさま、お迎えくださった方々、どうもありがとうございました。
今年は新型ウィルスのこともあって出展者数も少なく、お客様にもいろいろなルールのもとで遊びに来ていただくこと、会場も不慣れな新会場、など不安要素たっぷりのコンベンションでした。
わたしも参加するか迷いに迷いました。
参加した理由としては、
ひとつめに、この状況はもしかしたら残念ながらまだしばらく続くんじゃないかということ。これから冬になってやっと一年を通してどんなふうに感染してどう注意していくのかをつかむでしょうし、来年に延期されたオリンピックがもし開催されたらそのあとの方がひどいということも充分にあり得る。だとしたら、早めにこの状況でのイベントに慣れてうまくやっていくほうがいいのではないかということ。
ふたつめに、今年まったくと言っていいほど、頑張って製作したベアたちを皆さんに見ていただく機会が無かったので、どこにも行き場のないどころか、誰にも手に取っていただけないまま箱の中に眠るベアたちを見て、何とも言えない気持ちになったこと。
そしてみっつめに、何よりわたしはイベントに出てわたしの作ったものにみなさんがどんな反応をしてくださるのか見たいがために製作しているところがあるので、とにかく実際に皆さんにお会いしたい。いつも来てくださるお客様がお元気なのかも知りたかった。わたし自身も皆さんと一緒に楽しんで今年の楽しい思い出をひとつでも作りたいなという想いがありました。
そうして参加したものの、やはり不安は尽きず。
発表後にキャンセルした作家さんも多いかも。蓋を開けたら20人しかいないとかね。
人気の作家さんも少ないからお客さんも来ないかもなぁ。
わたしのところにいつも来てくださる方々、今回は来ないってこともあるだろうな。
たくさんの新作連れて行っても、ひとつもおうちが決まらないこともあるだろうな。
いや、それどころか、誰にも手にとって貰えないこともあるだろうな。
元来、ネガティブになりがちなので、そんな風に考えるループでした。
が、結果。
もちろんいつも通りではありませんでしたが、
出展作家さんは少なかったですが、コンベンションにしては、というところで、京都フェスくらいのアットホームで優しいイベントのようにも感じられました。
朝からたくさんのお客様が並んでまでご来場くださりました。
いろいろと細かいルール、面倒だったろうとは思いますが、それを受け止めてくださっているのがよくわかりました。
わたしのところにいつも来てくださるお客様も何人もお立ち寄りいただきました。
制限時間で区切っていたので、ゆっくりとはいかないまでも、のんびりした空間でしたので、わりと何度もお立ち寄りいただき手にとってじっくり考えてお迎えくださった方も。
はじめましての方も意外と多く、いつもだったらわたしのベアたちを見つけてはもらえなかったかも?と思ったり。
結局のところ、最初の心配はほとんどクリアしてしまいました。
たくさんのベアたちも、いつものコンベンションとさほど変わらないくらいに旅立ったのではないかな。
わたしの作品に関しては、手にとっていただきたかったので、作品にカバーなどせず、ハンドジェルを用意したのですが、皆さんもしかしたら毎回そう案内されるのもうんざりかもしれないところ、ハンドジェルの使用をお願いしても快く受け入れてくださったこと、心配もあるはずなのにベアたちを触って見てくださること、それがとても嬉しかったです。
今の日本、みんなまじめだし優しいね・・・と思いました。ほんとうに感謝です。
そんな今年のコンベンション。
参加してよかったです。
わたし個人のいい思い出にもなりました。
来年は、5月くらいに小規模のコンベンションのようなイベントが企画されているらしいです。
さらには、秋にはまたいつものコンベンション。
無事にそれら開催し、安全に楽しむことができるように、この新型ウィルスの扱い方を各々日々学んでいかねばですね。
そんな風に思える、なんだかみんなで成し遂げた感たっぷりな今年のコンベンションでした。
みなさまありがとう。楽しかったね。