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ベア作家的きままな日常

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神隠し3日目

神隠しから43時間が経ちました。
ジャックバウアーならとっくに解決してる時間だよ。

あれからも時々思いついたように、ありえない場所を探したり、新しい目に変えて(実際は私のこの2つの目なんだけど、気分新たにってことで)景色としてじゃなく玄関の中を見たりしてますが、まったく見つかりません。
やっぱりマニアックな空き巣?
神隠しよりはリアリティあるけど、なんだか「物がなくなった」=「盗られた」っていう考え方がダメな気がするので、あえてこの事件を「神隠し」と呼ぶことにします。

しかし時間が経ってくると、なんだか凹みます。
たぶん、おそらく、きっと、、、私のせいではないんだけど(もし本当に私のせいでどこかびっくりするところから発見されたとしたらそれは私の奇病のせい)、異様なまでもの物欲というか、モノへの執着心がある私は、自分の持ち物を失くしたということだけでもう凹むのです。
子どもの頃に欲しい物をすぐに与えるのはあまり良くないというけれど、欲しい物がなかなか手に入らないという中で生きてくると、逆にこうして物への執着心が半端ないのかもしれません。
子育て中の方は要注意です。

この神隠しにあった靴は、特にお気に入りって言うわけでも高級品ってわけでもありません。
例えば大好きな人から誕生日に貰ったどこぞの裏の赤いあのパンプス・・とか言うんだったら、私じゃなくても凹みそうだけど、そういうわけではありません。
仕事用に買った、国内メーカーのシンプルな靴です。
履きやすさを重視して買ったのでおしゃれでもないのです。
手に入りにくいわけでもない。
お値段も1万5千円はしなかったと思います。(値段覚えておくの得意じゃないので・・)
しかも、友達のつてでちょっと安く買ったくらい。
あえて言うならまだ新しかった。
慣らすためにちょっとそのへんを歩いたのを除くと、まだ5回しか履いてなくて、やっと慣れ始めて来たとこだったけど。

なのに物を失うって凹みます。
この執着心、何かのエネルギーにならないものでしょうか。
これだから、物を捨てられないのもわかるでしょう?
そうそう!
そういえば、この間、すっごくお気に入りだったファビオルスコーニのゴールドのバレエシューズを思い切って捨てました。
つま先は痛みきって傷だらけだし、後ろの淵のところもパイピングがぼろぼろになってて、また、同じタイプの違う色の靴だとか、違うタイプのゴールドの靴は持っていて、代用がいくらでもきくので、どんなに気に入っていてももう履かないことは間違いなく、ただ、執着心だけで捨てていないだけだったので思い切ったのです。
もしかして、それがいけなかった?
ばちが当たるいとは思えない。どちらかというと、ほんとうはいいことでしょうし。
だとしたら、慣れないことしたから?
洗車すると雨降る、みたいな。

こうして自分の物への執着心を思うと、さらに粋じゃないなと凹みます。
なので、前向きに考えよう!
同じ玄関にあったお気に入りのUGGとかビルケンじゃなくてよかった。
去年やっと買ったウエスタンブーツじゃなくってよかった。
いや、何よりも、神隠しにあったのがたかが靴(されど靴・・)だったのはよかったことだってば!
普通、神隠しって言ったらだいたいが人ですよ。
子どもとか。
私にとっては子どもも同じなおすかじゃなくてよかった。
そう思うようにすれば少しは凹まずに済むかな。
まあ、そうやって、保険かけてるみたいな性格もどうなのって思ってまた凹むんだけど・・・。

しかし、いちばんいいのは、ひょっこり出てくること。
「なぁーんだあたしったらうっかりさん♪」って言いたいと本気で思っております。
by natsue-t_bear | 2011-03-08 14:18 | お気に入りのはなし